自然発見館周辺の自然情報

河川環境楽園(木曽川水園・自然発見館)

自然発見館周辺の木曽川水園の河や森では、四季折々自然の営みが見られます。
生きものが生きているその瞬間を探しに、散策してみませんか?
ここではそんな一瞬を切り取って皆さんにお伝えします。 ぜひ、足を運んでみてくださいね。

2024年7月の様子

ヌマガエル アオサギ
ヌマガエル
(1)棚田の周りを歩くとヌマガエルの姿を観察できます。普段は、森の中で生活していますが、産卵に合わせて水辺のある棚田に訪れます。棚田を覗くとオタマジャクシの姿も観察できます。日没を過ぎれば、カエルの大合唱を聞けるのも楽しみの一つです。
アオサギ
(2)木曽川水園内で見られる鳥の中で、最大の大きさです。中の島近くの石の上でとまっている姿がよく見られます。
アオサギ意を観察していると、ただ休憩をしているのではなく、ジッと動かず水の中にいる獲物を探しています。タイミングが合えば狩りの様子が見られます。
ネムノキ(花) ギンヤンマ
ネムノキ(花)
(3)農家や東口駐車場近くで、ピンクの可愛い花をつけた樹木が観察できます。これは、ネムノキの花です。
ネムノキは花の目立つピンク色の雄しべです。人間から見ても目立つこのピンクは、虫を集めて受粉させるためのネムノキが生き残るための大事なポイントです。
ギンヤンマ
(4)棚田の水辺を観察していると、多くのトンボが産卵をしに訪れています。
その中でも一際大きく目立つのがギンヤンマです。イネにしがみつきながら、イネの根元に尻尾を突き出し産卵をします。棚田はこうした水辺に暮らす生きものにとってなくてはならない場所で「命のプール」とも言われています。